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BitDAOがリブランディングしたMantleとは | 今後の流れ・将来性について徹底解説

Bybit(バイビット)が主導するDAOプロジェクトBitDAOが、BIP-21の投票結果に伴い2023年5月19日にMantleへとリブランディングされました。

そこで当ページではリブランディングされたことでの変更点や将来性などについて徹底解説していきます。

目次

Mantleとは

Mantleとは、2021年に22億3千万ドル以上の資金調達を行って設立されたBitDAOからリブランドされたL2(レイヤー2)プロジェクトです。

L2とは

ブロックチェーンの多くは役割別に独立した状態で構築されたレイヤー構造で設計されています。その中で、基礎的な役割を担う層をL1、L1を補助する役割を担う層をL2と呼びます。

安価な手数料かつ高速なトランザクションを実現を目的としたL2トークンで2023年中のリリースが予定されています。

Mantleの特徴
  • スケーラビリティの改善
  • 安価な手数料
  • 分散化されたセキュリティ
  • Mantle EcoFundの立ち上げ

スケーラビリティの改善

Mantleではモジュール式アプローチでトランザクションの分断やEigenDAを活用することで、他のネットワークよりもスケーラビリティを改善する施策が盛り込まれています。

スケーラビリティの改善だけであれば既に有名な技術が複数リリースされている状態となっていますが、セキュリティが堅牢ではないなどの問題も取り沙汰されていることから代替ネットワークとして注目を集めています。

安価な手数料

今日では主要であるネットワークにおいて取引手数料の高騰が度々生じており仮想通貨のメリットの一つが阻害されています。

Mantleではロールアップを始めとした最新技術を活用することで安価な手数料でもトランザクション処理が行えるように設計されています。

それに加えてトランザクションをユーザーから代行者へ依頼することができるEIP-3074を導入することで手数料をゼロまで下げることが可能になり大幅に利便性が向上することになります。

分散化されたセキュリティ

Mantleでは再ステーキングメカニズムを採用することで、イーサリアムのバリデーターがガバナンストークンを追加報酬として得られる仕組みが組み込まれています。

バリデーターの手が入ることでL1同等のセキュリティを担保することが可能なため、その対価として報酬を提供することになります。

Mantle EcoFundの立ち上げ

現在提案されている、MIP-24が可決されることでMantle EcoFundの立ち上げ費用として1億ドルがMantleから拠出が行われます。

これと並行して投資委員会の設立が行われ、初期資金1,000万USDCの供給が行われる予定となっています。

立ち上げから3年間でMantleエコシステムに展開する40以上のプロジェクトに対し2億ドルの投資を行い、資金の内訳としてはMantleと戦略的ベンチャーパートナーで50%ずつとなっています。

BitDAOからMantleへのリブランディングの流れ

BitDAOからMantleへのリブランディングは2023年5月12日にBIP-21にて提案が行われ、約2億万票以上の賛成票を得て5月19日に可決されました。

今回のリブランディングの背景としてはBitDAOとその他の出資プロジェクトのコミュニティが分離してしまっており、互いのシナジーに支障が生じてしまっているものを統括するためのものであるとしています。

またBitDAOのガバナンストークンとして採用されていた$BITは7月17日に$MNTへと交換比率1:1で変換が行われることが決定しています。

主要な流れについては下記のとおりです。

日時内容
6月30日 16:00BITUSD無期限・インバース取引停止
7月4日 16:00BITUSDT無期限取引停止
7月17日 13:00$BIT各現物取引通貨ペア取引停止
7月17日 19:00$MIT各現物取引通貨ペア取引開始

Mantleのトケノミクス

Mantleへのリブランディングに伴い、BitDAO時のトケノミクスから大幅に簡略化が行われています。

具体的なトケノミクスについては下記のとおりです。

期間BIT供給量/月BIT供給量/年
最初の12ヶ月120,000,0001,440,000,000
次の12ヶ月60,000,000720,000,000
次の12ヶ月30,000,000360,000,000
次の12ヶ月15,000,000180,000,000
合計2,700,000,000
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