世界2位のデリバティブ仮想通貨取引所Bybitが最大規模のDAO(分散型自律組織)、DitDAOに対し先物契約の取引量の2.5ベーシスポイント(2021年1月から5月の実行レートで年間10億ドルを超える金額)を投入することを明らかにしました。
そこで当ページでは、Bybit(バイビット)が主導する分散型自立組織BitDAOについて解説していきます。
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また、Bybitについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてみてください。

BitDAO(ビッダオ)とは
BitDAOは2021年にBybitが主体となり22億3千万ドル(約253億円)以上もの資金を集めて構成された自律分散型組織(DAO)です。
オープンファイナンスと分散型のトークン経済をビジョンに掲げており、利用者が財務データを共有することで新しいサービスの利用を可能とする仕組みを目指しています。
ペイパルマフィアの異名を持つPeter Thiel(ピーター・ティール)やアメリカトップクラスのベンチャーキャピタルFounders Fundなど20の機関や個人から資金調達を行っておりDAOプロジェクトの中ではトップクラスのプロジェクトとなっています。

出資への条件は「Bybitと交流があること」、「BitDAOへの貢献を誓約する」の2つが設けられており、Bybitからは先物契約の取引量の2.5ベーシスポイント(2021年1月から5月の実行レートで年間10億ドルを超える金額)の資金投入が行われています。
成長を続けるDeFi(分散型金融)を通じて参加者一人ひとりが主体的に経済活動を行える環境を構築することを目的としており、組織内の階層構造はなく、参加者によって自律的に運営されるのが特徴となっています。
なお、2023年5月19日にBIP-21の投票結果に伴ってBitDAOはMantleへリブランディングが行われることになりました。
Mantleの詳細については「BitDAOがリブランディングしたMantleとは」を参考にしてみてください。
BitDAO(ビッダオ)の特徴
BitDAOの特徴としては主に以下の4つです。
- 分散型自立組織(DAO)である
- ガバナンストークン$BITを発行
- 潤沢なトレジャリーを保有
- Mantleのローンチ
分散型自立組織(DAO)である
BitDAOは分散型自立組織(DAO)のプロジェクトであり、株式会社の対となる存在で透明性・公平性が高い組織であることが大きなメリットとなっています。
株式会社ではCEOなどの組織階層が存在しますが、DAOでは意思決定の全てが参加者により行われる仕組みとなっているため偏りのない意見を反映させることが可能となっています。
実際に、BitDAOではガバナンストークン保有者によって投資先のプロジェクトの選定などが行われており管理者がいない状態であっても円滑にプロセスが遂行されています。
ガバナンストークン$BITを発行
BitDAOではガバナンストークンとして$BITを発行しており、総供給量100億枚となっています。
シンボル | $BIT |
コントラクトアドレス | 0x1A4b46696b2bB4794Eb3D4c26f1c55F9170fa4C5 |
総供給量 | 100億BIT |
IDO価格 | 1.2〜2ドル |
公式サイト | https://www.bitdao.io/ |
上場先 | Bybitを始めとした海外取引所 |
ガバナンストークンとは、DAOにおける運用方針を決める投票に用いられるトークンであるため発言権を大きくするためには相当数の保有が必要となってきます。
既にGame7やMantleなどのプロジェクトへの支援が投票により決定しており、これらの出資が順調に軌道に乗ることで保有量に応じてインセンティブを得ることも可能となっています。

プライベートセールは既に終了しており、トケノミクスは下記の通りとなっています。
カテゴリー | 供給量 |
エコシステム | 38% |
コミュニティ | 28% |
運営チーム | 20% |
戦略パートナー | 10% |
パブリックセール | 4% |
パートナーリワードの2.6%はSushiSwap開発チームへ分配が行われており残りについては未定となっています。
エコシステム・スワップで付与されるトレジャー・トークンは、$BIT保有量に応じてトークン・ホルダーが実質的に所有する仕様となっています。(例:1%のトークン・ホルダーは、30%のうち1%、全体の0.3%のトークンを所有)
$BITの買い戻しプログラム
$BITはこれまでに2回の買い戻し(バイバック)を行っており、約5億枚のバーンが完了しています。
1回目は2022年6月1日から実施され毎月約2,000万ドルの買い戻しが行われました。
2回目は2023年1月1日から50日間実施され1日あたり200万USDT、計1億USDTの買い戻しが実施中です。
バーン済みのトランザクションはこちらより確認することが可能です。
潤沢なトレジャリーを保有
BitDAOでは約3,600億円(2,685,648,415ドル)のトレジャリーを保有しており、様々なプロジェクトへの出資を行うことができます。
保有しているトークンは下記8通貨で構成されており、過半数以上はBitDAOとなっていますが徐々にUSDCなどのステーブルコインの比率を増やしていくことを明言しています。
これにより安定した運営を行うことができるものと考えられます。
トークン | 枚数 | 割合 | 評価額 |
---|---|---|---|
BitDAO | 3,155,153,442 | 70.49% | $1,893,145,702 |
FTX Token | 3,362,316 | 0.2% | $5,480,575 |
Apex Protocol | 11,000,000 | 0.17% | $4,552,339 |
xSUSHI | 2,132,234 | 0.15% | $4,136,535 |
USD Coin | 235,737,271 | 8.77% | $235,574,141 |
Tether | 73,912,371 | 2.75% | $73,912,371 |
WETH | 7,677 | 0.48% | $12,950,077 |
Ethereum | 269,946 | 16.98% | $455,896,672 |
Mantleのローンチ

BitDAOはL2ネットワークMantleを開発し、安価な手数料かつ高速なトランザクションを実現するとし2023年中にリリースが予定されています。
Mantleではイーサリアムが抱えている既知の課題解決を行い、市場参加者に対し優れたWeb3.0・Gemaefi環境を提供することを目的とするとしています。
既存のL2ネットワークでは、セキュリティ面での課題が多くBCGプロジェクトにおいては約6億ドルのハッキング被害に見舞われています。
こうした課題を解決し、スケーラビリティを改善していくことで多くのプロジェクトに用いられるネットワークになっていくことが期待されます。
また、MantleではBitDAOのガバナンストークン$BITをネットワーク上のガス代として利用することが決まっているほか、エコシステムの開発トークンとして使用されることも決まっています。
$BITの購入方法
$BITはSushiSwapチームのMISOにて8月16日22時に2億枚を一般投資家向けに販売しETEH建の400億円相当は10時間で完売、SUSHI建においてもセール時間1日と1時間を残し完売しました。
現在は、Bybit(バイビット)を始めとした複数の海外仮想通貨取引所で売買することが可能となっています。
詳しい購入方法については下記をご確認ください。

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BitDAO(ビッダオ)の将来性
BitDAOに投資する上で今後の将来性は気になるポイントだと思いますが、これらを決めるものとしては以下があります。
- プロジェクトの進捗具合
- DeFiの注目度
プロジェクトの進捗具合
BitDAOは約253億円もの資金を集めており、それらの資金で4つの仮想通貨プロジェクトへ投資を行っています。
投資先のプロジェクトが成功することで利益を新規プロジェクトに回すことができ、BitDAOの露出が増えることでガバナンストークン$BITの価値向上に寄与すると言えます。
DeFiの注目度
BitDAOはDeFi(分散型金融)市場に積極的に投資を行っているため市場が活性化することで、大きな注目を集めると予想されます。
日本国内においてもJapan DeFi Alliance(JDA)が発足するなど近い将来、DeFi普及に向け全世界が動いていくことが期待できます。
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