Bybit(バイビット)には利用するサービスに応じてアカウントと呼ばれる口座が用意されており、各サービスによって使い分ける必要があります。
そこで当ページでは用途が分かりづらい各アカウントの違いや特徴について徹底解説していきます。
Bybitの全5アカウント比較一覧
Bybitのアカウントは下記5つが用意されており、それぞれのアカウントの利用用途は下記のとおりです。
アカウント名 | 利用用途 |
資金調達アカウント | P2P取引、クレジットカードでの購入 資産運用(ステーキングやマイニング) |
現物アカウント | 現物取引 |
契約アカウント | デリバティブ取引 (USDT建、アルト建) |
USDCアカウント | デリバティブ取引 (USDC建) |
統合アカウント(UTA) | 現物アカウント、契約アカウント、USDCアカウントが まとめられたアカウント |
統合アカウント(UTA)は2023年以降にBybitの口座開設したユーザーには自動的に提供が行われており既存ユーザーにおいても任意で変更することが可能となっています。
Bybitの口座開設手順については、Bybit(バイビット)の口座開設・登録のやり方を参考にしてください。
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Bybitの全5アカウントの特徴
それぞれのアカウントによって特徴やメリット、デメリットが異なるため順に解説していきます。
資金調達アカウント
Bybitの資金調達アカウントでは、法定通貨と仮想通貨の取引やNFTなど下記サービスを利用する場合の口座です。
- 仮想通貨での入出金
- 法定通貨での仮想通貨の購入(P2Pやクレジットカード)
- 法定通貨での仮想通貨の売却(P2P)
- 法定通貨での出金
- 資産運用
- ローンチパッド
- 取引BOT
- 暗号資産ローン
- NFTの売買
- 機関レンディング
仮想通貨での入出金を行う場合には、それぞれの手続時に現物アカウントと資金調達アカウントを切り替えることで行うことができます。
なお、それぞれのアカウントに入っている資金を合算して送金することはできないため必要に応じて振替処理を行う必要があります。
現物アカウント
Bybitの現物アカウントでは、名称の通り現物取引を行うことができます。
現物取引が可能な取り扱い銘柄については、Bybit(バイビット)の取扱通貨を参考にしてみてください。
契約アカウント
Bybitの契約アカウントでは、名称の通り契約取引(デリバティブ取引)を行うことができます。
契約取引が可能な取り扱い銘柄については、Bybit(バイビット)の取扱通貨を参考にしてみてください。
USDCアカウント
BybitのUSDCアカウントでは、USDC建てのデリバティブ取引を行うことができます。
USDCデリバティブ取引が可能な取り扱い銘柄については、Bybit(バイビット)の取扱通貨を参考にしてみてください。
統合アカウント(UTA)
Bybitの統合アカウント(UTA)は、2023年1月から新たに開始されたサービスで各種取引サービスを1つのアカウントで利用することができる口座です。
現時点で対応している取引商品は下記のとおりです。
- 現物取引
- 現物マージン取引
- インバース契約
- USDT無期限契約
- USDC無期限契約
- USDCオプション
- USDC先物
統合アカウントでは各仮想通貨のレートが下記計算式に基づいて算出される仕組みとなっており、通貨によっては市場価格よりも低く設定されてしまっています。
また各仮想通貨の適応レートは下記のとおりです。
仮想通貨 | 適応レート |
USDC | 100% |
USDT | 99.5% |
BTC | 95% |
ETH | 95% |
2023年以降にBybitの口座を新規で開設したユーザーは自動的に統合アカウントでサービスの提供が行われていますが、それ以外の既存ユーザーにおいては任意で変更することができます。
統合アカウントにすることによってメリットがある一方でデメリットもあるため順に解説していきます。
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統合アカウント(UTA)に変更するメリット
統合アカウントに変更するメリットは下記の4つです。
- 振替処理の手間を省ける
- 資産運用の効率化
- USDT・USDC以外の仮想通貨を証拠金として利用できる
- 現物マージン取引のレバレッジが最大10倍
それぞれ順に解説していきます。
振替処理の手間を省ける
統合アカウントではこれまで各種取引サービス間で資産の振替を行う必要があったものを1つのアカウントで共有できます。
これによりシームレスな取引が可能となり機会損失を防ぐことにも繋がります。
資産運用の効率化
統合アカウントではデリバティブ取引で発生している含み益を証拠金として利用することができるため、複利での運用が可能となります。
また各種取引サービスの資産残高が合算して算出されるので、例えばUSDT無期限で損失が発生している場合であってもUSDC無期限で損失以上の含み益が発生している場合であれば自動的に相殺を行ってくれるためロスカットを防ぐことができます。
USDT・USDC以外の仮想通貨を証拠金として利用できる
統合アカウントでは契約アカントでは証拠金として利用することのできないUSDTやUSDC以外の仮想通貨70種類以上がサポートされています。
これによりステーブルコインを保有していない場合であってもデリバティブ取引ができるほか、利益確定をしたくないアルトコインを証拠金として利用できるため取引の幅が大幅に広がります。
現物マージン取引のレバレッジが最大10倍
通常の現物アカウントではマージン取引を行う場合最大でも3倍までのレバレッジに制限されていますが、統合アカウントでは最大10倍までレバレッジを上げることができます。
統合アカウント(UTA)に変更するデメリット
統合アカウントに変更するデメリットは下記の1つです。
- 統合アカウント(UTA)変更前のアカウントには戻せない
統合アカウント(UTA)変更前のアカウントには戻せない
標準アカウントから統合アカウントへ変更してしまった場合、以前のアカウントで戻すことはできない仕様となっています。
それぞれの用途ごとに口座分けされたアカウントに慣れている場合には、テストネットで操作性を確かめるなどし統合アカウントにするべきかを慎重に考える必要があります。
ただし、サブアカウントを作成することで新たに標準アカウントと統合アカウントを合計20個まで用意することができます。
そのため万が一、変更後不便に感じた場合にはサブアカウントを作成するのも一つの手でしょう。
テストネットの登録方法や使い方は、Bybit(バイビット)デモ口座開設方法を参考にしてみてください。
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